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沖縄少林寺流

日本空手道拳心館のしおり

 沖縄少林寺流の祖 喜屋武朝徳先生は、父親の喜屋武朝扶先生より6歳から空手道の手ほどきを受け、成人してより、首里の村松宗棍、泊の松茂良興作、親泊興寛などの師から教えをうけて、首里手の達人となった。

 この間、アーナンクーは台湾の名人から、セイサン、ナイファンチ、ウーセーシーは村松宗棍師から、ワンシュウを真田親雲上から、パッサイを親泊興寛師から、チントウを松茂良興作師から、教えを受け、38歳を過ぎたころより、北谷屋良師からクーサンクーの型を伝承。徳嶺ぬ棍は徳嶺親雲上より伝授されたといわれている。

 喜屋武朝徳先生は、自ら修めた師の型を無修正で保存することを尊重して、忠実に門下生に伝承されてきた。我々はその伝統を重視して、型については喜屋武朝徳先生の伝えた技法を正しく伝承する。そのために、喜屋武朝徳先生の直弟子で、型の無修正主義を尊ぶ、仲里常延先生の著書「少林寺流空手道教本・求道」から教えを受け、同時に直々の教えを受けている。

 近代空手、空手競技については、空手界すべての方々の協力を受けて、指導者、選手、すべての練習生が一丸となって、深く研究し、稽古に邁進するものである。したがって組手練習は、これまでどうり各指導者、選手の創意工夫を凝らした自由な努力を大いに奨励するものである。

 沖縄少林寺流 日本空手道拳心館は平成14年11月に設立され、本部は、技術部、組織部、審判部、行事運営部、事務局を持った幹部組織から構成される。

 喜屋武朝徳先生の空手を正確に伝承しながら、近代スポーツである空手競技大会などへ参加し、国民的、国際的な空手道普及と向上の道へ大きく踏み出すものである。

平成14年11月

沖縄少林寺流 日本空手道拳心館本部

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